高級旅館の仲居のつぶやき

自由に生きる48歳の主婦が田舎を飛び出し見知らぬ土地で夢を追いかける!

元気になりました☺️

父親が急死し、


三七日が過ぎ、


もうすぐ四十九日を迎えようとしています。。


私はというと、


あの後息子の運転する車で


娘夫婦の自宅がある横浜でおろしてもらい、


「仕事がないなら、急いで帰らなくてもいいんだから、泊まって行けば?」


という娘夫婦に甘えて、


2日ほど泊まってから滋賀県に帰りました。


その2日の間に、旅館のリーダー格からラインがきて、


4月は全く仕事がないから、どうしますか?
と聞かれて、


私は迷わず、


「辞めます」と返信をしました。


ただ、辞めるとなると、


寮からも出ないといけない…。


行くところもない…。


すると、娘夫婦が


「しばらく家にいていいよ」と言ってくれたので、


4月1日から娘夫婦の自宅でお世話になっています。。。


娘が、父親を亡くしたばかりの私を、心配で


放っておけなかったのだと思ってます。。


私は大丈夫と思っていたけど、


滋賀県に戻って一人で片付けたりしていたけど


黙っていても涙が自然に出てくるものなんですね。。


今は仕事を探しながら、


一歳半の孫に癒されながら


日々、穏やかに暮らしています。。


誰かと一緒にいることによって、



こんなにも元気になれるものなんだと実感します!


家族っていいなと改めて思いました。


あとは早く仕事も住むところも決めて娘夫婦を安心させたいです。



父の急死

昨日、
早朝6時。


ライン電話が私を起こした。


実姉からの電話。


これは、普通の電話じゃない!と瞬時に気付き、
落ちついて電話をとった。


「あのね、落ちついて聞いてほしい。お父さんが亡くなったの」


私は、「うん、どこのお父さん?」


私は、一瞬、姉の旦那様のお父様が
お亡くなりになったのだと


思った。


今思うと、自分の父親ではない、そんなまさか!


という気持ちが大きいから、この言葉が出たんだと思う。


姉は続けてこう言った、


「うちのお父さんだよ。お風呂場で亡くなってたんだって。今朝の2時かな、お母さんが発見したの。」


「…!うそでしょ、そんな訳ない!」


「だって、私に100歳まで生きる自信あるんだ!
って言ってたもん!」


「うそでしょ、ねぇ、ウソなんだよね?」


「これから、いろいろなことお父さんと楽しんでいけたらなって思ってたところだったのに、なんで!?」


言ってるうちに、ボロボロと涙が出てきて、
取り乱して訳わからなくなっちゃって。


「ねぇ、落ちついて。大丈夫だから。
ちゃんとお父さん、わかってるから。
実家帰れるなら、支度して!ねっ?後で会おう。」


私はしばらく、立ちすくしていた。


ハッと我にかえり、


服や、下着をカバンに詰めて、部屋を出た。


どんな交通手段で帰ろか、っていう基本的な思考さえもできない状態だった。


そして、いま
父親の待つ、青森に近づいている。


いよいよ父親が亡くなったという現実と向き合うときがやってきた。。。

自分が思うサービスについて

昨年の、2019年12月から始めた旅館の仲居。


これまでサービス業なんて全く携わったことがなく、右も左もわからなかった。その私が


なぜ


仲居さんをやることになったかという話しは別の機会に触れますが…。


サービスって何だろう?


この3カ月、そう自問自答を繰り返してきました。


思えば、一番最初に派遣された旅館が、「一流のサービス」だったのでしょう。


とにもかくにも「お客様ファースト」を徹底していたのです。


流石、ミシュラン4つ星の宿…!


言葉遣いはもちろんのこと、目配り、気配り、心配り…。


細部にわたり徹底して、ホウレンソウもしっかりとしていて


サービス業初心者向けの宿ではなかったです…。


そもそもサービスに初心者もベテランもないんですが(>_<)


「今すぐにベテランになってください」と言わんばかりで細かいところを毎日徹底的に直されてきました。


そんな環境から始めたサービススタッフでした。


途中、何度も逃げ出したいと思いましたが、


こんなバスもない山奥からどうやって逃げ出したら良いのかという考えすら持てないほど


壊れていたかもしれません。


支配人も総支配人もそのほかのスタッフは皆、海外やいろんなところで経験を積まれたプロです。


その時その場に必要なサービスで瞬時に対応します。


言葉遣い一つにしても、できませんとは言わず、可能な限り対応させて頂きます。


という表現をしなさいと言われ、言われてみると


「出来ることを100%全力でさせて頂く」という表現をした方が、サービスされる側は嬉


しいですよね。


しかも一泊5万もする旅館なんだから、そんな大金払ってこのサービス?と


思われないようお客様ファーストを徹底してください。というのが旅館のポリシーだった。


たしかに私も1泊5万もする旅館に泊ったら、料理も景色もサービスも違うんだろうなと


期待するかもしれない。


そんな叩きこまれた本物の(?)サービスをさせて頂こうと、こちらの旅館に来たら


何かが違う…。


料理から、おしぼりの温度、料理の器、サービススタッフのサービス力…。


旅館の雰囲気もあるんだと思いますが…。料金も高くて1泊4万だし…。


お客様から繰り返しクレームを言われても反映させない、


学習しない、お客様を怒らせる…。


前の旅館なら、


お客様を待たせたり不愉快な思いをさせたら、すぐに支配人なり総支配人なりに


相談し、不愉快な思いを持たせたまま見送りしてはならないと必ずフォローしたり


(お客様の機嫌をとったり)していたのだが、ここにはそれがなかった。


そう思うと、前の旅館では、私は本物のサービスを学んでいたのだ。


そもそもサービスに本物もニセモノもないけども。


このギャップがすごすぎる。


最初に行ったところが厳しめのところで良かったなぁと今となっては思います。